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【黒バス】シュガーポット
第35章 お料理教室
「んー…クッキーとかどうかな」
笑顔の桜を、見つめ続ける緑間。
「私も、最初はクッキーとか簡単なお菓子作りから始めたんだよ」
「俺に、出来るか…?」
「あはは。弱気な真太郎、貴重だな」
緑間はわざとらしく咳ばらいをすると、桜を睨みつける。
「だ、大丈夫だよ…私が教えるんだから」
視線を逸らしながら、笑って誤魔化す桜。
「せっかくだから、今から材料買いに行こうか」
「今からか?」
「善は急げ、だよ」
驚く緑間の手を取ると、桜は笑顔で歩き出した。
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