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【黒バス】シュガーポット

第35章 お料理教室


「ごめんなさい!」
スノボ旅行から数日経ったある日、桜は勢いよく頭を下げた。
「・・・・・」
頭を下げたままの桜を怪訝な瞳で見つめる緑間。
「どうした?浮気でもしたか?」
「実は…火神君と…」
瞬間、緑間は顔を引きつらせる。
桜はちらりと視線を上げると笑いだす。
「冗談だよ」
「それは、分かっているが…予想外の人物だったのだよ」
緑間は左手で眼鏡を押し上げると視線を逸らす。
「で?謝罪の内容は何なのだよ」
「スノボ旅行に気を取られて…バレンタイン…忘れてた」
口元で両手を合わせる桜をじっと見つめると、緑間はため息をついた。
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