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【黒バス】シュガーポット

第32章 雪をも解かす真冬の華よ、いつか僕に手折らせて


「いきなり俺にボールを投げつけるなんて、いい度胸だなぁ…涼太ぁ」
「黄瀬?!」
「どーもッス」
ゆっくりと近づいて来た黄瀬は、うずくまる桜を見つけて驚きの声を上げた。
「桜っち?!どうしたッスか!」
「それより!お前、こいつと知り合いなのか?!」
火神が黄瀬に問いかける。
「そうッスね。名前は灰崎祥吾。帝光中で俺が入部するまではスタメンだった奴ッス」
黄瀬は、灰崎と呼んだ男を見据えながらゆっくりと桜に近づく。
「実力はあっても見ての通り暴力沙汰が絶えず、赤司っちに強制退部させられ、俺と入れ替わりで姿を消した」
桜のそばに腰を下ろすと、背中をさする黄瀬。
「大丈夫ッスか?桜っち…」
「黄瀬君…」
黄瀬の優しい笑顔を見て、安堵の表情を見せる桜。
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