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【黒バス】シュガーポット

第32章 雪をも解かす真冬の華よ、いつか僕に手折らせて


「お!いい女」
そこに一人の男の子が現れた。
どこかの学校のジャージを着ていて、見るからに柄の悪い雰囲気を漂わせている。
「外国人?ハーフ?こっちの女も可愛いじゃん」
男の子は下品な目つきでアレックスと桜を交互に見比べる。
「番号教えてよ。今度遊びに行こーぜ。なっ?!」
そう言うとアレックスの肩に腕を回す。
「ふざけんな!気安く触んじゃねーよ!」
「あー?んじゃお前でもいいぜ?」
すぐさま振りほどいたアレックスだが、傍らにいた桜の腕を掴む男の子。
「やめろ。話は俺が聞く」
背後から氷室が冷静に話しかける。
「あれお前、さっき試合に出てた負け犬だよな」
男の子は見下すようにヘラリと笑う。
「つーか、今何か言った?」
そう言うと男の子は突然氷室に殴りかかる。
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