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【黒バス】シュガーポット

第32章 雪をも解かす真冬の華よ、いつか僕に手折らせて


しかし、ゾーンのリミットで青峰が勢いを失った。
誠凜も戦意を取り戻すが、青峰も再び勢いを取り戻す。
「勝負ってのは、勝たなきゃ面白くねーんだよ」
ありえない体勢からのシュートを許し、点差が開く誠凜。
それでも誠凜に諦めるなんて言葉は存在しない。
日向からのパスを受けた火神は、夏からの課題であった空中戦をものにする。
止められそうになったダンクから木吉にパスを出し、ゴールを決めつつもワンスローを獲得。
残り五秒で一点差。
しかしこれを決めてしまっては、同点で延長戦になってしまう。
誠凜にそんな体力は残っていない。
リバウンドからゴールを決める必要がある。
木吉はわざとシュートを外し、ボールを奪い合う。
火神が競り勝つが、青峰にボールを弾かれてしまう。
桐皇の勝ちかと思われた瞬間、誰よりも早く走り出していた黒子が、再びボールを手にする。
「最後に決めてくれると、信じてますから!火神君!!」
黒子のロングパスを受け、火神がゴールに叩き込む。
101対100で誠凜高校の勝利、一回戦突破。

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