第32章 雪をも解かす真冬の華よ、いつか僕に手折らせて
『プロローグ』
高校バスケットボール三大大会。
夏のインターハイ、秋の国体、冬のウインターカップ。
その中で最大のタイトルは夏だったが、年々冬のタイトルも拡大した。
今や夏と同等、あるいはそれ以上となったウインターカップ。
その本戦に駒を進めた誠凜高校。
かつて戦った宿敵も、当然のごとく出場を決めている。
夏に叶わなかった優勝を勝ち取るため、再び闘志を燃やす誠凜バスケ部。
しかしこの大会は誠凜バスケ部にとって、キセキの世代との全面戦争である…。