第2章 初デート

「緑間君の腕の中、すごくあったかい…
あの日、偶然合宿に行って、緑間君に会えてよかった…」
「俺は人事を尽くしている。桜に会って、今こうしているのは運命なのだよ」
はっきりと言い切る緑間。
その自信に満ちた言葉に、少しだけ涙ぐむ。
「私も、運命だって思いたい…。今は、緑間君に出会えてなかったらって思うとすごく怖い…
会えない間も、心の中は緑間君でいっぱいで…苦しくなるくらい、大好き…」
「俺も桜が好きなのだよ。この先もずっと、離すつもりはないから、覚悟するのだよ」
そう言って２人は向き合うと、そっと唇を重ね合わせた。


～終わり～