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【黒バス】シュガーポット
第21章 甘い香りに誘われて
「真太郎?どうかしたの?」
『すまない…場所に着いたが人が多くて見つからないのだよ…』
その言葉に辺りを見回すと、クスクスと笑い出す桜。
「見つけたよ。すぐに行くから待ってて」
『あぁ…頼む』
そう言って携帯をしまう桜。
すぐさま緑間に近づき、悪戯っ子のような笑顔で背中に抱きつく。
「つかまえた!」
瞬間驚いた緑間だが、すぐに呆れたとばかりにため息をついた。
「まったく、子供なのだよ」
しかし、無邪気に見上げる桜の笑顔に、自然と笑みがこぼれた。
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