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【黒バス】シュガーポット

第21章 甘い香りに誘われて


それに気づいた男の子が、桜を見降ろしてきた。
「んー?俺に何か用ー?」
「え…あ、ごめん。すごく背が高いなーと思って」
桜は、声をかけられ一瞬驚いたが、すぐに笑顔で答える。
「そーおー?みんなが小さいだけじゃなーい?」
男の子はそう言って辺りを見回してから、手元のお菓子の空箱に視線を落とす。
「んーどうしようかなーお菓子ー」
「お菓子好きなの?」
桜は、空箱を見つめる男の子に問いかける。
「うーん。大好きー」
「…じゃ、よかったらこれ、食べる?」
そう言って桜は、手元の紙袋からラッピングされたクッキーを取り出した。
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