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【黒バス】シュガーポット

第20章 君の名前を呼んで…


桜の記憶が戻った数日後の夜、一通のメールが届いた。
送り主は黄瀬。
そしてそれは、数人に向けての一斉送信メールだった。
『桜っちの快気祝いッス!明後日から一泊で海に行くッスよ!』
送信された先は桜を含め、緑間、黒子、そして高尾だった。
「わ!海いいね!行く行く!」
「あいつは一体何を考えているのだよ!」
「下心見え見えですね」
「真ちゃん、気が気じゃねーだろーな!だからおもしろそー!乗った!」
一人はしゃぐ桜をよそに、怒りを隠せない緑間。
突然のことに呆れる黒子に、からかい半分の高尾。
それでも、当日の待ち合わせ場所には全員が集まっていた。
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