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【黒バス】シュガーポット
第2章 初デート
桜はお風呂上りにベッドの上で携帯を握り締め、
通話ボタンを押そうか押すまいか躊躇っていた。
ディスプレイには緑間の番号が表示されている。
文化祭で別れてからメールは頻繁にするようになったが、
電話で話すことはまだなかった。
今日こそはと思い、携帯を前にしたがなかなかボタンが押せないでいた。
「あーやっぱり緊張しちゃうよ…」
そう呟いてうなだれる。
すると突然携帯が鳴り、電話の着信を知らせた。
「わ!」
慌てた桜はとっさに通話ボタンを押してしまった。
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