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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


それは

「おいで!カラオケ行こう!
大丈夫、なんにもしないし
遅刻しない程度には寝かせてあげるから!」

思いもよらぬ方向から。

『いや、待って及川さん…』

「嫌だね!バーカバーカ!
そんな顔のキミを
返せるわけないだろ!
どうせ帰った所で
ウジウジ悩んで
眠れないんだし
パーッと遊んじゃおうよ!」

確かに眠れる気はしなかったし
ウジウジしそうではあった。
あったけど!

『だからって
なんで及川さんとカラオケなんか…
それなら誰か友達の所に…』

「え?居るの?
こんな変な時間に付き合ってくれる友達」

『ぅぐっ!』

…友達が居ないわけじゃないけど
みんな社会人なわけで
こんな非常識な時間に
アポ無しで突撃するのは
マナー的にも私の性格的にも
アウト…なわけで…

「やっぱりね?
じゃあ、及川さんしか居ないじゃん
付き合うよ
【友達として】ね?
今は封印しててあげる
【オトコノコの部分】は、さ」

ここまでが計算だとしたら
この人は妖怪かなんかかと思う…
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