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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


「相手も似たようなモンらしいよ
失恋して引き篭もってるから
親が心配して気分転換に見合いでもって
話持って来たんだよ
ね?悪い話じゃないデショ
って、事でOKの返事しておくから
今度の日曜日行ってきてね?」

「…え、あ、えぇ?」

「帰っていいよ
おれ撮影と編集で忙しいから」

見合い写真ごとグイグイ押されて
部屋を押し出されパタンと
閉められるドア

えええええ!?

こんなの俺の知ってる
研磨じゃない!!

「…見合いなんかしたって
意味ねぇよ…
心が動くなんて思えねぇし
吹っ切れる気もしねぇのに…」

閉まったドアの前で
ブツブツ言っても
まぁ、無言なわけで。
仕方なく
見合い写真をカバンに入れて
研磨の会社を出て

昼飯を適当に買って
トボトボと自社へ戻ると

『あ、おかえりなさい…
え?研磨くんと食べて来たんじゃ
無かった…んですか?
お茶入れますね』

自分の机で仕事をしてた
姫凪が俺の手元を見て
席を立つ
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