白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第5章 歪みに飲まれる愛
鉄朗の上に落ちて
「奥までしゃぶって
俺の欲も
ドロドロした嫉妬も吸い出して?」
甘くも切ない声に頷くと
頭を強く押さえつけられる
滾って熱い肉棒を咥えれば
急にガツガツと腰が打ち付けられ
喉からひどく痛む
息を吸うことも吐くことも
出来なくて
目の前が霞みかけた
その時
「姫凪、イクッ!」
動きの突端から
生温い欲が喉に吐きかけられた
広がるその味は
及川さんと変わらない
「ほら、ゴックンは?」
男の人は皆一緒…なの?
「吐き出すなよ?
チャント俺を受け入れて?」
鉄朗も及川さんも
…怖い…よ…
静かに掛かる圧に
抵抗できず飲み込む白濁
ヒリヒリした喉に痛みが走る
うっすら血の味もしてる気がする
「姫凪
チャント飲めた?口開けろ」
低い声が怖い
『あ…の…鉄朗…』
「まだおさまってねぇよ、俺は
姫凪…もっと乱れろよ」
『待って…鉄朗…』
「頭の中、オイカーくんで
いっぱいだな…
真っ白にしてやるよ」