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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


乱暴に抱き上げられた身体が
ベットに落とされ
綺麗に整えられたシーツが乱れる

必死に身体を起こして
ベットから降りようとするけど

「逃げられねぇって
知ってるくせに
煽ってんの?姫凪」

鉄朗はあっさり私を組み敷いて
脱がせやすく乱れた
服を剥ぎ取って
身体を撫で回しながら

「大人しくしてりゃ
痛い思いしないで済むから
…なんてな?
優しく抱くから
震えんなって…なァ?」

私の肌に噛み付く
増える紅い華と
妖艶な指遣いは
さっきまで触れていた
及川さんを否が応でも
思い出してしまい

罪悪感で押しつぶされそうになる

「怖い事してねぇのに
なんでそんな震えんだよ
俺の事だけ考えて
俺だけ感じてりゃ
良いだけじゃねぇかよ…」

私だってそうしたい
私だって鉄朗だけを考えて
感じてたいに決まってる
でも…

『今日は、ヤダ…
お願い…離して、鉄朗…』

今日は駄目
今は嫌だ
まだ及川さんが身体に残る
こんな私を…
抱かないで…!!
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