白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第1章 キミと俺のハジマリ
バレー現役の時はお互い雑誌で
チラチラ見る程度で
接点は無かったんだけど
偶然同じ会社に
入社してる事が分かって
お互いが出張の時は
飯食ったり飲んだりしてる
そんな関係
「まぁね。
今度のプロジェクトに
宮城から駆り出されるっぽくてさ
一応本格的に参加する前の
顔合わせ~
ね?一人かい?
良かったら飯食わない?」
「おー、良いですよー
この先のファミレスで
後輩またしてるから
そいつと一緒で良かったら
初対面だけど大丈夫か?」
「俺を誰だと思ってるのさ
青城の敏腕セッターなめないでよ
初対面どんとこいだよ」
"相変わらず"と笑って
俺の肩を叩き
クロちゃんが先を歩く
俺は思い込んでた
後輩=男だって。