白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第5章 歪みに飲まれる愛
普通なら絶対言わない
鉄朗以外の人になんか
でも、夢の中の
この私は…
『欲しい…挿れて欲しい…の』
及川さんの
自身の先に口付けて
ソレを強請る言葉を
躊躇すらせず吐き出してる
これは夢だから…
本当の私はこんな事言わない!
必死に自分を正当化するのが
情けない
本当の自分が
こんなに淫らな事を
裏付けされてるようで
嫌で堪らないのに
「んー…可愛いンだけどね~
名前、呼んで強請ってくれなきゃ
俺の気持ちが乗らないな
呼びなよ
徹、ってさ」
『…それは…』
「チャント出来たら
いっぱい可愛がってあげるよ
姫凪の好きな所を
コレで思いっ切り突いてあげる」
『…!
…徹の…を、挿れて…下さい』
抗えない
及川さんの声に
私の剥き出しの欲に
流されるままに
唇は言葉を紡ぐ
「本当のキミは
こんなにエッチだったんだ
知らなかったな」
これが本当の私?
「ゴム着ける?
それともナマの方が良いかい?」