白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第5章 歪みに飲まれる愛
漢の匂いと
苦いカウパーの味が
噛み締めた唇から
鼻に抜けて喉に落ちる
「挿れて欲しいなら
遠慮なく挿れるけど?
さぁ、どうする?
キミが選びなよ」
どっちも嫌なのに
悔しくて泣きそうなのに
「お口、開けてよ
姫凪」
呼ばれる名前に
疼いてしまう身体
薄く開いて行く唇
滑り込んでくる
太くて熱い肉棒が
喉に届くと
「歯、立てたらダメだよ?
エッチにしゃぶってごらん」
少し息を荒げた及川さんが
頭を撫でながら
ユックリ腰を動かす
激しく動かすわけじゃないのに
カリが喉にコツコツ当たって
咽そうになる
頑なに奉仕を拒否してると
「出来ない?
やっぱり挿れる?
俺はそっちのが良いから
喜んでそっちを選ぶけど?」
喉に当たってたカリが離れて
失われていた
口の中のキャパが解放されていく
息は楽に出来る様になったけど
それは今よりもっと
良くない状況になる事を
意味していて
及川さんの太ももを掴んで
首を横に振る
「そう。
じゃあ、チャントしゃぶりなよ
俺をイカせてよ、ね?」