第5章 歪みに飲まれる愛

なんで…

『いや、鉄朗…止めてよ！』

お前の身体は声は心は
拒否ばっかり
俺に訴えてくるんだよ…

「止めねぇ。
絶対止めてやんねぇ！
及川がそんなに良かったか？
もう要らねぇって
思うくらいヤラれたのかよ！
俺以外に…本気で濡れて
イカされたのかよ…！」

疑いたくない事まで
疑っちまうじゃねぇか

お前のココロまで
犯されたって
侵されてしまったって
思うじゃねぇか…

だからお願いだ
違うって言って

『…ごめん…』

…くれねぇんだな

「…もう良い…
何も言わなくて良い…
お前のナカから
及川の影が消えるまで
今日は終わらねぇから」

姫凪の身体を押さえ付けて
生まれたままの姿に戻す

身体中を舌で擽りながら
秘部のナカへ指を沈めると
湿った肉壁が締め付けて来る
他の誰かを受け入れたとは
思えない程
キツく締まるナカ

「スゲェ締め付けて来る
期待してるんですかァ？」

黒い笑顔で声を落とすと
目を閉じたまま
首を振る姫凪