白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第2章 幸せの時間
宮城支社との合同プロジェクトの
企画が持ち上がって
俺と姫凪は
結構バタバタ忙しい毎日を送ってた
及川が来る少し前__。
「少しは休憩入れなさいよー?
すぐ根詰める…」
デフォになりかけの二人きりの残業風景
『はい…じゃあ、これだけ
整理したらコーヒー入れますね…』
「ダメですぅ
もう淹れちゃったから飲みなさい」
メガネを掛けてカタカタと
パソコンに向き合う
細い肩を抱き締めて
暖かい湯気の立つコーヒーをデスクに置いた
『ちょっと…ココ会社…』
「そう、会社…
でも…ココには誰も居ない…
俺と…姫凪だけ…」
甘い声で囁いて
首筋にキスを落とすと
『黒尾…さん…
ホント駄目…!
まだ他の階には残業してる人だって…
それに…』
身体を硬くして
首を横に振って俺から
逃れようとする姫凪