第3章 消せない昔、消えない今（前）

「ナナ…まだとろけるのは
早いんじゃない？
もっと…可愛がってあげるからさ」

駄目、これ変になっちゃう！

鉄朗じゃない人に
こんな事になるなんて
自分が信じられなくて
必死に及川さんの身体を押し返そうとするけど

「なに？煽ってんのかな？
良いよ…すぐ素直にしてあげる…
抵抗なんかで及川さんを煽った事
後悔するくらい
求めさせてあげるよ
ほら…乳首勃ってきてる…
えっろいね…」

力も気力も舌先から
吸い取られちゃいそうな愛撫に
反応する芯が止まらない

嫌だ！嫌だよ…！
感じたくないのに
なんでこんなに身体が疼いてるの？

浮いてしまう腰を隠す様に暴れ
大きな手で塞がれた口で
精一杯"止めて"と繰り返す
…けど。

「もう乳首カチカチのコリコリだね
さぁ、次どうされたい？
オッパイだけじゃ足りないよね？
こっちも触ってあげようか？」

艶めかしい愛撫に
身体はビクビクと尖った突起を
誇示する様に反り返る