第3章 消せない昔、消えない今（前）

コクリと頷くと
慣れた手付きで下着を取り払い
硬くなった肉棒で太ももを嬲る

逞しい感触に熱い情事を思い出し
子宮が疼く感覚が
私の身体を掛け巡って

『て、つろ…
それ、ダメ…』

まだ挿れて貰ってないのに
記憶だけで愛液は
更に溢れ出て来る

ビクビクとうねる肉壁は
挿しこまれた鉄朗の指を
無意識に締め付けてしまうし
恥丘は跳ねて膨らみを主張してしまう

…今イキそうになったの
もしかしたら伝わった…！？

「こら、なァにイキそうに
なってるんですかァ？
ブチ込まれる妄想で満足したとか
言うんじゃねぇだろーなァ？」

ヤッパリ！！しかも完璧にバレてる…ｯｯ！
悪い顔してる！

恥ずかしくて死にそうだよぉ

涙が出そうな顔を背けて
跳ねる息に気付かれない様に
呼吸を整えるけど

「え？マジ？
お前…エロ過ぎる…
堪んねぇじゃん
もっとイジメたくなる」

もう…バカ。
私の努力返して