白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
「姫凪…」
『鉄朗…チョット待って…!
さ、最後まではダメだよ?!』
軋んだベットが舞い上げた匂いに
鉄朗にストップを掛けろと
慌て出した脳を
「もちろん…。
姫凪が
我慢出来るなら
俺も我慢シマス」
『それどう言う…!?』
全く別のアプローチで
混乱させる鉄朗のイタズラな笑み
乱されたパジャマの中で動く指が
ユックリ身体の輪郭をなぞる
「こう言う…こ、と…!
オイカーくん隣で寝てっから
そっちも忘れンなよ?
我慢…出来ンだろ?」
慌てた脳が拒否するより先に
『鉄、朗っっ!』
「可~愛い…もっとか?」
私の劣情の扉をこじ開けて来る
ユックリ形を変えられる胸
硬くなった突起を
指先がはねあげて
グニッと押し潰す
弱い部分を的確に煽られて
堪らず上がってしまう声に
「まだ胸だけだろ?
声デケェって…」
更に鉄朗の表情に艶がさす