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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第1章 キミと俺のハジマリ


別に牽制しなくても
あの子の事をどうにかしようなんか
考えてもみなかった

それはクロちゃんも本能的に
分かってるだろうに…

「だろうなァ
見かけによらず誠実だって
ツッキーから昔聞いた事あったし」

「見かけによらずは余計」

そこまで聞いてるのに
クロちゃんが牽制するなんて

『お待たせ…って、どうしたの?』

この子に
それだけ魅力あるんだろうか?

「何でもないですぅ
ほら、姫凪ちゃんが
一番遅いぞー?」

『あ、ごめんなさい!
サクッと流し込んで…』

「冗談デス止めなさい。
また汚すでしょうが…」

なさそうな気がする。

『でも…及川さんも
もう食べ終わって…あ、れ?』

「え?なに?」

『唐揚げが…』

姫凪ちゃんの目は
さっき口止め料として
クロちゃんが置いていった唐揚げに
集中してる
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