白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
その上
「さぁね?
姫凪ちゃんから
クロちゃんの匂いしたら
ムラムラしちゃうかも~…
及川さんも絶賛禁欲中だし」
「お前は木兎か!
ったく…ガチで禁欲かよ…
爆発したら恨んでやる…」
及川さんが居る間は
会社での…の
可能性も明らかに薄くしてくれてるって
思うしかないよね
「そのパワーを仕事に注いでよ
信じてるよ、リーダー」
「言われなくても
そうするしかねぇだろ!
あ、やべ!
あんまりノンビリしてる暇ねぇ!
姫凪家まで送る
オイカーくんは先に
会社行っといてくれ」
『え?大丈夫…』
「冷たい事言わないでクダサイ
大丈夫、襲ったりしねぇから」
ビクビクしてしまう私に
優しく笑いかける鉄朗と
相変わらず私と鉄朗の仲を
弄っては
鉄朗に吠えられてる及川さん
なのに不思議と
ピリピリする事はなく
三人で部屋を出た