• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


こうなったら
思いっ切り暴れてやる
もうノックダウンしちゃうくらい
暴れてやる!

さっきの濡れ衣受け入れ発言で
少し、ほんの少し
良い人かと思ったの撤回と
言わんばかりに
振り回そうとした腕が

「(チョット我慢しな。
黙ってるだけで良いから)」

低い声と強く掴んでそうで
全く痛くない拘束で止められた
それとほぼ同時。

『何…』
「なにやってんだァ?
お遊戯か?オイカーくんよ」

鉄朗の声がドアから近付いて来た

『鉄…』
「(黙ってなって)

やーだなークロちゃん。
もう帰って来たのー?
及川さんの姫凪ちゃん
口説いちゃえ計画が台無しだよ、残念」

ケラケラ笑いながら
私にジャレつく及川さんに

「口説くな!
彼女いるんだろうが!
全く油断もスキもねぇな!
今日は赤葦の家に泊まれ!バカ!」

吠える鉄朗
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp