白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第2章 幸せの時間
無駄に一番広くて良い部屋に
ダブルベットとパソコンと
なんかよく分からない
専門誌がズラッと並んでるだけの部屋
色気のない部屋に不似合いの
色気しかないお姫様
「姫凪…」
堪らず縫い付けた身体を弄り
パジャマの中に手を伸ばすと
『鉄朗…チョット待って…!
さ、最後まではダメだよ?!』
慌てて俺の腕を掴む姫凪
慌てる姫凪も可愛い…けど、なァ。
「もちろん…。
姫凪が
我慢出来るなら
俺も我慢シマス」
『それどう言う…!?』
「こう言う…こ、と…!
オイカーくん隣で寝てっから
そっちも忘れンなよ?
我慢…出来ンだろ?」
『鉄、朗っっ!
ダ、メ…ってば…ぁんっ』
ほらほら、ソレだ。
慌ててるだけじゃない
拒んでるだけでもない
焦りを期待が追い越し掛けてる
その顔が最高に唆る