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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


画面を見つめたまま
冷たく言い放つ背中が
これまた俺のプライドを刺激しまくって

「ハッキリ言わなきなゃ
分かんない?
姫凪と一緒に居たいんだよ、俺は」

姫凪ちゃんにだけ
聞こえる様に耳に唇を寄せる

『…お、及川サン!
からかわないで!
私…お手洗い行ってきます!』

真っ赤になった顔を隠しながら
部屋を出ていく姫凪ちゃん

ホント擦れてなくて
可愛いよね~
クロちゃんと
あんな事こんな事してるし
及川さんの指で
あんなにオンナの顔してたのにさー
…ヤバい。
思い出したら
ゾクゾクして来た

お手洗い行くって言ってたけど
多分向かったのは
給湯室だよね

なんで分かるかって?

これでも好きになってから
毎日姫凪ちゃんを見てるんだ
行動パターンくらい分かるさ

照れたり慌てたりして
心が乱された時は
給湯室に駆け込むのが
パターンなんだよ、あの子は。
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