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光のしづく

第2章 スタートラインの10歩手前。


私は美奈。

2年A組。

2年生は他に3人居るけど、後々わかることだから今は説明しないよ。

部活は箏曲部と茶道部。

掛け持ちでやってる。

勉強はそこそこできるかなぁ、程度。

この物語では(一応)箏曲部メインで書いていくね。



三月。

卒業式での演奏を終え、次のレッスンの時に新しい楽譜が渡される。

待ち遠しかった。

渡される楽譜が、コンクールで演奏する曲だから。


レッスンの時に渡されたのが、光のしづくと、それのCDだ。

1箏も2箏も難しい曲だなぁ、と一目見て思った。

曲を聴いて、その音の音階を当て調弦して。

パートを決めて練習。

難しくて心が挫けそうになった。

いや、一度崩れてしまった。

それでも、支えてくれる仲間のため。友達のため。

頑張った。

1年生が入学してくる前に大体でいいから弾けるようになる、それが目標だった。


部活全員の。
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