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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第32章 31 Melody.〜天side〜





今日の衣装は白のワイシャツに黒のパンツ。
シャツのボタンは3個ほど開けてくださいとの指示だ。


肌を露出して色気を出していく方向なんだろうが……これはTRIGGERでもよくやる格好である。



「さっ、行くわよ」

「はい」



それはいいとして……は一体どんな衣装だろうか。
セクシー系の服を身に纏っている姿は今まで見た事がない。


衣装に着られる……なんて事になっていないといいが。



「マネージャー……私おかしくないですかっ……」

「何言ってるんです。首回りが開いているだけでしょう」

「にしてはザックリいきすぎてませんか?!」

「大丈夫です!あなたは綺麗なんですから自信持って!!」

「でもっ……」

「初めからそんな調子じゃ、今日はやめた方がいいんじゃない?」

「?!てっ……く、九条さん……!」



撮影するスタジオ内に入ると、と彼女のマネージャーが何やら話をしているのが見えた。

しかしボクが話しかけた瞬間、はマネージャーの後ろに隠れてしまう。


一瞬だったからよく見えなかったけど……襟元が大きく開いた服を着ていたような気がする。



「さん!何してるんですか!」

「お願いですっ……少しだけでいいのでこのままでいてくださいっ……」

「ダメです!早く出てきて……!」

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