• テキストサイズ

【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第29章 28 Melody.〜L〜




の甘い声を聴いているとどうも調子が狂ってくる。
身体が落ち着かなくて……今度はこっちが震えてしまう。


キスだけでも足りない。
耳だけでも足りない。
首筋だけでも足りない。


もう……足りない事だらけ。



(綺麗な脚……)



堪らなくなって、彼女の太ももを少し撫でてみる。
手のひらから感じるその滑らかな感触は、更にボクを高揚させ……熱を宿させた。


そのせいか、肌に寄せていた唇が徐々に胸元にまで下がり始める。



「ひゃっ……!」

(……あまり出てない)

「天っ……どこ触っ––––」

「喋らないで。キミの可愛い声が出てこなくなるでしょう」

「可愛いっ……?」

「そう……」

「っ……!んぁぁっ!」

「その声……」



そして優しく触れてみたの熱い部分。


いや……熱い筈の部分と言った方がいい。
あれだけ感じていたんだから、多少は反応があるかと思ったのに……彼女は全くと言っていいほど濡らしていなかったから。


これが何も知らない女の身体……。


ここから先は更に神経を使って愛でていかないと、には辛い思いをさせるだけとなってしまう。



「どう?気持ち良い?」

「ッハァ……えぇっ……」

「ねぇ、教えて……」

「んぁぁっ……!あっ……やだぁ……っ」

「感じるんでしょう……?」



だからボクは指を後回しにして撫でたんだ。
きっとさっきよりは感じてくれるはずだから。


いきなり指で苦しめるよりは全然いい……。


/ 395ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp