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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第1章 0 Melody.




「っ……ありがとうございましたー!!」



ねぇ天……今何を思ってる?

私はね……?すっごく幸せを感じてるよ。


こうして沢山のファンに囲まれて
沢山のライトを浴びて
沢山の拍手を貰って……凄く凄く幸せ。

私がアイドルとしてここまで来れたのはあなたのおかげだよ。


天は私を強くしてくれた。
私をずっと想っててくれた。
私を愛してくれた。


仕事に関してはとてもストイックで、自分にも周りにも厳しい。
でも根は優しくて温かい。


そんなあなたが……私大好き。



「ボク達も混ざっちゃってごめんね!みんなありがとう!!」



ねぇ……幸せだね。
こんなに充実した気持ちでライブを終えたのは初めてだよ。


……それは全てキミのおかげ。
ボクのそばにいてくれるだけで何もかも輝いて見える。


いつも浴びてたライトも
観客席で揺れているペンライトも
滴り落ちる汗も……全部が今までより明るく綺麗に見えるよ。

後キミの横顔もね。



「下がるよ、」

「うんっ!……あっ」

「シッ。秘密」

「っ……うんっ!」



ねぇ天……本当に好きだよ。

ねぇ……大好きだよ。


好きすぎて胸が苦しい……。

好きすぎて自分を見失いそうだよ。


もう……好きじゃ言い表せないっ……。

もう……これは好きじゃ物足りない。


まだまだ子供な私がこれを言ったら安っぽいかな……。

ボクはまだ大人じゃない。けどこれしか言葉が見つからない。


でも本当にそう思うから言わせて……。

キミだけに言うよ。ちゃんと聞いて。


天……。

……。



愛してる––––。



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