第8章 ドSモデルと男の娘アイドル
「うっ…ヒナ…タ?」
ベッドの上で布団に包まって泣いていた月島さんが顔を出した
目の周りも真っ赤でモデルらしからぬ泣き顔だった
「あぁ、月島。迎えに来たよ」
「グスッ…迎えに来てなんてッ…言ってない…」
「ったく素直じゃないな…ほら…」
日向さんは、何思ったか両手をバッっと開いて月島さんの前に出た。すると、布団の中にいた月島さんがゆっくり出てきて日向さんに抱き着いた
日向さんは20センチも差がある月島さんを抱きしめて背中をさすっていた
・・・なんだかとっても癒される・・・♡
・・・じゃなくて!!!えっ!?
『あの…お2人はどういうご関係で…?』
「あぁ、ごめんね夜琉ちゃん。こいつゲイなんだ」
『あぁ…ゲイ………ゲッ!?!?!?!』
ここにきての衝撃の真実
何?さっきまで女はどうとかエラそうにぬかしてたくせに?!
何ゲイ?!・・・で?
『えっ…日向…さんも?』
「アタシはバイ。どっちもイケる♡」
可愛い笑顔で爆弾発言やめて!!
男の娘というかバイ・・・。何だこの2人濃すぎる!!
「それでね、さすがに一流モデルが童貞でゲイなんて示しがつかないから1回くらいは女の子とって言って、いろんな風俗回ったりしたんだけど、来る女の子みんな月島のために簡単にヤらせちゃうもんで、月島どんどん女性不信が進行してってね…。今回はできた?」
「…あの女…ッ嫌い……生意気…」
「うん、真っ向コミュニケーションで来られたからびっくりしたんだよな、よしよし、よく頑張ったな」
と、日向さんは月島さんの頭を撫でる
あたし別に腐ってないのになんか見てて癒される・・・ってか可愛い・・・。