第6章 酒は飲んでも呑まれるな
『アッ、あつッ…うぅ!!』
「うわぁ…お前ヤりまんのくせにナカキツすぎ…」
開けられない目をうっすら開けて彼の顔を見ると、彼も痛いのか顔を歪ませていた
でも、自分の意思で開けないくらい花巻さんのがあたしのナカにいっぱい入っていた
「はぁ…んだよその顔…嬉しそうにしやがって…」
『はぁ…花巻さん…変な顔してますよ…』
「なんだそれ…お前、俺のこの美しきことこの上ない顔を捕まえて変な顔とか…あぁ~俺頭来ちゃったな~。」
―――――――――もう優しくしねえぞ?
その言葉を最後にあたしは、快楽の中に沈んでいった
激しく体の深部を突かれて肌がぶつかり合って、自分のものではないような甘ったるい声が響いて・・・
こんなの、初めてかも・・・
セックスして、こんなに楽しいとか、気持ちいいとか、思ったことなかったから・・・
花巻さんが上手なだけかもしれないし、お酒のせいかもしれないけど・・・
すごく気持ちいい・・・
「はぁ…夜琉!!」
動きが激しくなるにつれて花巻さんの顔から余裕が消えていった
そして・・・顔がグッと強張った瞬間、あたしの中で何かがはじけた
ナカに入っていた熱さが抜けた瞬間、お腹の上にもっと熱いものが落ちた
目が、頭がチカチカして何も考えられないくらい身体が重い
でも、不思議と心地いい
なんだか、雲の上を飛んでいるような・・・
ふわふわしてて、とっても・・・眠かった・・・