第33章 大王様と穢れ
『えっ…いやッ…!!』
「嫌じゃないよォ?ちゃんと相手して♡」
あたしに跨って楽しそうな天童さんはペロっと上唇を舐めてあたしの顔に触れる。頬から唇を撫でるように触りその手は耳にまで届いた
『んッ!』
「あ、耳弱い?可愛いねェ~」
あたしの無意識の反応に味を占めた天童さんがさらに重点的に耳を触る。耳の軟骨や耳たぶを触るとサワサワと音がするし、もともと耳が弱いあたしだから余計に変な声が出る
『んぅ…ふっ、うぅ!』
「はいはい、声出して」
『うぅ…んっ!!』
天童さんの言葉に反抗するつもりで顔を振って天童さんの手を払った。口を手で押さえて荒くなっている息を整える。でも、天童さんはすぐに別のところを触る
今度は少しはだけた太腿のとこに触れながらあたしの足の間に自分の足を入れて開かせてくるから浴衣がどんどん崩れていく
『ちょ…浴衣崩れますから離れてください!!』
「えぇ~、今からもっと崩れるから大丈夫だって」
何が大丈夫何ですか!?
今度は首元を触って襟の部分を崩していく
「ホントだァ、噂通りお胸おっきぃ~。」
崩れたところから手を滑り込ませて胸を触ってくる
『…ッ!!』
「柔らかくてあったかいねェ~。…もっと触らせてヨ」
また天童さん特有の不気味な笑みを浮かべたら、今度は強引に浴衣を剥いでいった。その拍子にビリっていう音までした。
菅原さんに作ってもらった浴衣なのに!!
『やめ…、やめてください!!!』
「ん~いいねぇ、もっと抵抗して?…その方がコーフンするから♡」