第13章 白鳥沢と青の野望
次の日・・・
今日は土曜日です
本当は学校あるんだけど、あたしは今日初めて学校をさぼった
昨日のあのことが気になり過ぎて寝れなかった
それも相まって気持ち的に学校に行く気になれなかった
及川さん、なんであんなことを・・・
黒尾さんにメールしても昨日は未読無視
くるメールといえば、友達からの〈どーしたの!?大丈夫!?〉というメールばかり
ンニャ~…
『あっ、アイ。ごめんね、ご飯まだだったね…』
愛猫のアイは餌くれとねだってきたからキッチンに置いてあるネコの餌をあさる・・・が
『あぁ…買い置き忘れてた…』
すっかり空っぽのエサ入れを見ながら肩をおとす
アイは早く~というようにあたしの足にすり寄って餌をねだる
もぉ・・・可愛いな
『ごめんね、アイ。すぐ買ってくるからね』
と、あたしは寝間着のクラスTシャツにユニ〇ロで買ったミッ〇ーの七分丈のズボン姿のまま小さい手提げに財布とスマホだけを入れて玄関に立った
最近お気に入りのRO〇Yのビーチサンダルを履いてアイに『行ってくるね』と言って玄関を開けた
「・・・待ってましたよ」
玄関を開けると、男の人が立ってた
その人は・・・