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君を俺だけのものにしたい【Mr.FULLSWING】

第9章 猿野の場合


先走る気持ちを抑えることなく、俺は昼休みの人でごった返す階段を2段飛ばしで駆け上がった。
何回か足がもつれたり引っ掛けたりしてよろめいた。つーか1回派手に転んだ。スネをぶつけた。周りに笑われた。
足の痛みなんか感じねーまま屋上に続く扉を開けると、そこにはフェンスに寄りかかる××の姿。
これは・・・これは期待しちゃってもいいのか?
苦節16年、ついに俺にも来たっつーことか!?

「猿野のことが好きなの!付き合ってください!」

いよっしゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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