第1章 1.秘密事
今日も彼女は歩き出す。
片手には猫の餌、もう片方には……
【】
今日も私は猫たちに会いに行くの。
とても可愛い私のお友達。
餌を食べるあの姿はとても可愛い。
そしえ癒やされる。
そしてその後の時も…。
『ねーこーちゃーん!』
私の言葉に皆が答えるの。
「にゃぁぁーん。」
三毛猫のムーニャ
黒猫のカラン
白猫のシロン
そしてもっともっと沢山…。
ここは私の秘密の私の場所。
工事現場で誰も来ない私だけの場所。
『ほーら、どうぞ。』
私は、猫餌をお皿に移す。
そしたらどっと集まるの。
「フミャフミャァァァ」
喜びながら猫たちは餌をたべだした。
よし、そろそろ…
私は、工事現場の土管の中に入り込んだ