第9章 波多野 ルーム
~ 波多野side ~
病院で 患者と ... なんて 、まるで漫画の世界 ...
それを今 、ここで 俺がしているんだ 。
時「 誰か ... 来ちゃう っ ... 」
今はそんなことも考えられない程 、時多さんのことで頭がいっぱいだった 。
俺はベッドに横になる時多さんの上に跨り 、再び唇を塞いだ 。
キスの激しさが増す度 、ベッドがギシギシと軋む音が病室に響く 。
「 時多さんは 寝てていいですよ ... 、俺がしてあげます ... 」
唇を離しそう言うと 、俺は時多さんの入院着を下ろす 。
「 ... もうこんなにして ... 」
時「 っはぁ ... 、先生のせいですよ ... 」
『 先生 』と言われると 、何かイケナイ事をしているようだ 。
俺は僅かに形を変えた時多さんのモノをパクリと咥えた 。
時「 ん っ 、はぁ ... っ 、せんせ ... っ 」
ゆったりと舌を絡め 、刺激する 。
ここで少しだけ 、意地悪してみたくなった 。
「 ... でも時多さん ... 、足怪我してますし 、最後まで出来ないですよね ... ? 」
そう言うと 、時多さんは 少し残念そうな顔をする 。
時「 で 、でも 、もう治ってます っ ... 、だって明日には退院できるんですよ ... ? 」
「 ふふ 、必死ですね ... 、そんなにシたい ... ? 」
時「 ... いじわる っ ... 、したい ... です ... 」
真っ赤に染めた顔でそんなことを言う 。
もう俺に 、理性なんて少しも残っていなかった 。
俺は自身を掴むとゆっくりと扱き 、再び先を咥えた 。
時「 ん っ 、はぁ ... 」
場所が場所なだけに 、声を我慢しようとする時多さん 。
その姿も 、余計に俺を煽る 。
「 我慢してる姿見ちゃうと ... 、我慢出来なくしたくなりますね ... 」
時「 え っ ... 、だめですよ っ ... 、誰か来たらどうするんですか ... 」
確かに困るけど ...
今は 時多さんの方が 大切なんですよ 。