第7章 道明寺 ルーム
~ 櫻井side ~
ここは 、超金持ちが通う高校 、英徳学園 。
俺は ... 、まあまあ かな ...
周りの話にもちゃんとついていけるし 、アイツらと関わらなければ 普通に生活もできる 。
だから ... 、なるべく目立たないように 。
... と 思ってたんだけど ...
ドンッ
「 あ 、ごめんなさい っ 」
廊下で 誰かと肩がぶつかってしまった 。
道「 いってぇな っ!」
顔を上げると ...
あ ... 、俺の学生生活 、ここで終わった ...
そして 絶対殴られる ...
「 す ... っ 、すいません っ!」
この学校に入学してからの出来事が 走馬灯のように 頭を駆け巡った 。
道「 気を付けろよ 」
... え ? それだけ ?
「 え ... 、あ 、はい ... 」
あの道明寺が 、殴らずに帰っていく 。
俺 、絶対殴られると思ったし 、殺されるかと思った ...
なんだろ 、今日は たまたま機嫌がいいのかな ...
友「 おい!大丈夫かよ!」
「 え ... 、ああ ... 」
近くで見ていた友人が 、俺の方へ駆け寄ってくる 。
そりゃそうだ 、俺だってたぶんそうする 。
その日1日は ずっと上の空で 、思い出しては吐き気がする程の動悸が襲った 。
だめだ ... 、この学校 身体に悪い ...
そして 、次の日 ...
大きな校舎を前に 、どんどん気分が悪くなっていく 。
「 ... 帰ろうかな ... 」
すると 、女子達のキャーキャー騒ぐ声が後ろから聞こえた 。
もしかして ...
恐る恐る振り返ると ... 、案の定F4 ...
道を開けるため 、端に寄る 。
道明寺が 俺に気付いてしまった 。
道「 おい 、こっちこい 」
手首を掴まれ 、連れていかれた 。
俺 、どうなるの ...
やっぱり殺されるの ... ?