第6章 影山 ルーム
~ 大野side ~
打ち合わせが終わり 、テレビ局の出口へ向かう 。
影「 お待ちしておりました 、大野様 」
俺に向かってお辞儀をする メガネの男 ...
誰だコイツ ...
てか 、何で俺の名前 ...
「 えっと ... 貴方は ... 」
影「 本日より 、貴方の執事をさせて頂きます 、影山と申します 。」
はぁ ?
俺 頼んだ覚えないし 、なんなんだよ ...
影「 さぁ 、お車のご用意が出来ております 。こちらへ 」
華麗な動きで俺を車へと導く 。
用意されてる車って ... 、リムジンかよ っ!
影「 こちらでございます 。どうぞ 」
車のドアを開け 、俺が乗り込むのを待っている影山 。
ん ... 、待てよ ?
罠か ? 新手の誘拐 ?
影「 どうなさいました ? もしや リムジンはお嫌いでしたか ... ? 」
「 いや ... 、そうじゃなくて ... 」
ええぃ!もう どうにでもなれ!
とりあえず車に乗り込んだ 。
ドアを閉めると 、影山が運転席に座る 。
影「 では 、出発致します 。」
いつもならボーッと外を眺めるだけの車内 。
でも ... 、落ち着かねーよ 、こんな広い所!
もう 、何がどうなってんだ ... ?
そんなことを考えているうちに 、家に着いていた 。
自分で降りようとすると 、もう既に影山はドア開ける為に 、車を降りていた 。
速 っ
影「 お荷物 、お持ち致します 」
そう言って 俺の少ししかない荷物も持ってくれる 。
なんだ 、まぁ便利じゃん ♪
そのまま家に入り 、何でこうなったのかを聞くために ソファに座らせた 。
「 ... で 、何で俺の執事になったの ? 」
影「 実は 、マネージャー様に頼まれまして ... 」
俺のマネージャーが 色々あって 、俺の事に手が回らなくて コイツに頼んだらしい 。
... そんなことあんのかよ
「 念の為さ ... 、確認するから 」
すぐにマネージャーにメッセージを送ると 、同じ答えが返ってきた 。
なんだ 、そーゆーことか 。
でも 執事じゃなくてもよくね ?
影「 私 、マネージャー様の知り合いでして ... 」
まぁ ... 、何でもいいけど ...
ずっといるのかよ ...