第1章 吉本 ルーム
~ 吉本side ~
俺は家庭教師 。
今俺の部屋には 隣の住人がいる 。
どうやら 鍵を無くしたらしい 。
相「 いや~ 、ほんと 、すみませんね ... 」
「 いえ ... 」
取り敢えずお茶を出し 、
「 ゆっくりしてって下さいね 」
相「 ありがとうございます 。助かります ... 」
何だろう 、この不思議な感覚 ...
コイツ 、男の筈なのに 、何でかドキドキする ...
「 何か ... 食べます ... ? 」
相「 え 、あ ... 、いいんですか ? 」
「 お互い様ですから ... 」
酒のツマミ程度のものしか出せなかったが 、2人で食す 。
相「 お隣が 吉本さんで 良かったです 。あ 、お皿下げますね 」
そう言って立ち上がったが 、よろけてしまう 。
慌ててその身体を支えるも 、2人で床に倒れ込んだ 。
「 大丈夫ですか ... ? 」
相「 ... だい ... じょぶです ... 」
... ? 何か 様子が ...
相「 あの ... 、俺ずっと吉本さんのこと 気になってて ... 」
「 え ... ? 」
突然の告白 ...
ただ 俺も 不思議な感情は持っていた 。
相「 男同士なのに 何言ってんだって話ですよね ... ?」
話を逸らそうとする 。
気付けばその唇を塞いでいた 。
相「 ん っ 、んん!」
俺の胸を押して 抵抗している 。
唇を離して 見詰める 。
「 ... いいねぇ~ ... 、その表情 ... 」
相葉さんの顔は 完全に強ばっていた 。
ただ 、そんな顔をされると 、解したくなるし 、もっとイジメたくなる ...
相「 なに ... するんですか っ ... 」
「 気になってるんでしょ ... ? 」
それでは ... 、本日の特別授業といきますか ...
たっぷりとその身体に 教えてあげるよ ... 、刻み込んであげるよ ... 俺を ...