好きになったっていいじゃない【アイナナ】R18*完結*
第12章 星空に想いを/天side
「え?……今……幻聴が?
(天が……私の事、好きって……ありえない幻聴が聞こえてしまった)」
「くすっ……やっぱりキミって面白いよね」
「え?だって……え?」
「信じられない?」
「うん……だって……そんな……っ」
「が信じてくれるまで何回でも言ってあげる。
が好きだよ」
「……うそ……みたい……」
ポロポロと大きな涙を流す
やっぱり可愛い。
「は?ボクの事、どう思ってるの?」
「もちろん……!」
「ちゃんと言って……」
「す……す……」
照れながら、しどろもどろになりながら懸命に気持ちを伝えようとしてくれるが愛おしくて、気付いたらを抱きしめていた。
ボクの背中に回された指がキュッとシャツを掴む。
ただ、それだけの事なのにボクの胸が甘く締め付けられるんだ。
の声で「好き」って聞きたいのに雄弁に語る瞳に満足してしまいそうになる。
「ねぇ……焦らさないではやく言ってよ」
「?!
(焦らす?!焦らしているつもりはないよー
上手く言葉にならないだけだよ。そんなに熱を帯びた瞳で見つめないで……体も心も溶けちゃうよ)」
「……ボクのお願いを聞いて」
「っ……!
(ダメ……破壊力抜群)」
「ねぇ……聞いてくれないのかな?」
「ぅ……
(上目遣いは……反則だよ……っ)」
「言って……ボクの事をどう思ってるの?」
「す……ンッ……!」
ごめんね、。
我慢出来なくてキスしてキミの唇を塞いじゃった。