• テキストサイズ

好きになったっていいじゃない【アイナナ】R18*完結*

第8章 グルグルまわる


ほ、ほれ……っ
惚れてる……だと?!


天が?!

あのTRIGGERの九条天が?!
まさか、そんな……

嘘やろ?!

いや、まて。

少し冷静にならないと。

私なんかを天が好きになる理由がないよ。


「ん~?どうした?」


私の目の前をひらひらと手が動いている。
大和さんが手を動かしているのはわかっているんだけど思考回路が壊れたみたいに何も考えられない。



「結局さ、その上司は『ご褒美』って名目をつけてキスしたかったんだろ?好きってわかってもらうためにさ」
(そうなの?!ねぇ!!三月さん!!本当に?!)


「OHー!!嘆かわしいです。好きなら好きって言わないと伝わりません」
(ですよね!言ってもらわないとわからないよね?!)

「告るって勇気いるんだぜ?そう簡単に言えないって」
(言ってほしいの!!)

「彼女のコトを好きなら勇気を振り絞って言うべきです。ご褒美という言葉で誤魔化してしまうのは悲しいコトです」
(誤魔化されたのか?!)

「まあ、あれだよ。本当のところは本人じゃないとわからないっーことだな」
(大和さん、正論だけどさ。どうやって確かめればいいのよ?!)



私はどうしたらいいの?!

/ 64ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp