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好きになったっていいじゃない【アイナナ】R18*完結*

第1章 生の九条天


今は私は猛烈に感動して手を握りしめていた。


「TRIGGERのライブ最高!!!」

「めっちゃ格好いいよな?!」

「ですよね!」


TRIGGERのライブチケットを取ってくれたモモ先輩には感謝してもしきれない。


「モモ先輩!大好きですっ」

「うん、オレもちゃんのこと大好きだよ」

「イェーイ!!」


モモ先輩とハイタッチを交わしてステージに視線を移すとちょうど天がソロパートのダンスをしている所だった。



「やっぱり凄いな……」


指の動き、ターン、目線の動き
どれを見ても完璧。

真剣なのに楽しそうに歌って踊っている。

私たちファンを魅了していく、近くて遠い存在。



「ちゃん」

「はい?」


ちょいちょいと指を曲げて私を呼ぶモモ先輩。
耳を近づけると


「ライブが終わったらTRIGGERの楽屋に行こう」

「え?!」

「ねっ」


マジか?!
TRIGGERの楽屋に行けるなんて……



生天に会えるの?!
やばい!!
興奮して鼻血吹いちゃうかも……


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