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好きになったっていいじゃない【アイナナ】R18*完結*

第3章 オファー


「はよ出て!はよ、はよ!!」


里絵に確認しようとしたら何故だか事務所にいないんだもん。

仕方ないので電話をかけてるんだけど、なかなか出てくれない。

もしかしたら打ち合わせでもしてるのかな?



『もしもし?』

でた!!


「里絵!!なあ、仕事受けるよね?!」


受けるよね?!
私は絶対に受けたい!!

天と一緒に仕事したいよ。

もし、里絵が受けないって言ったらどうする?!
(呪うぞ……)


しばらく無言だった里絵から発せられた言葉は
「悩んでる」
だった。


「どうして?!私はやりたいよ!」

『分かってるよ、だから悩んでるの』

「なんで?」

『相手はTRIGGERの天だから』


TRIGGERの天だから?
意味がわかんないよ。


「里絵が天を嫌いだから?」

『そうじゃないよ。仕事に私情は持ち込まないよ』


ますます意味がわからん。



『プラスマイナスで考えたらマイナスのが大きいから。のためにならないような気がして』

「マイナス?なんで?!良い曲だよ」


デモテープは聞いた。

天の作詞、作曲じゃなくても純粋に良い曲だと思う。
私はこの曲を歌いたい。


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