好きになったっていいじゃない【アイナナ】R18*完結*
第3章 オファー
「そろそろお別れの時間となってしまいました」
「え?!もう終わり?!オレまだ喋り足りないんだけどな」
「モモ……わがままを言ってはダメだよ」
「ふふっ……百さんのトークは面白いから時間が早く過ぎちゃいますよね」
「ありがとう!そう言ってもらえて嬉しいよ」
「また、遊びに来てくださいね」
「今度はオレ1人で来たいな!ユキがいない分、オレが喋れるでしょ?」
「おいおい、モモ。淋しい事を言わないでくれるかい?
泣いちゃうよ、ボク」
「あ!泣かないでよ、ユキ!!ユキの事、大好きだからさ」
「じゃあ後で証明してもらうよ」
「うん、任せて!」
軽妙なモモ先輩とユキ先輩のトークを聞きながら、時間を確認する。
あと30秒だ。
「それではお時間がきたようなので、今日はこの辺で。お相手は。ゲストはRe:valeのお2人でした!それではSee you-!!」
音声をオフにして終了!
「お疲れさまでした。モモ先輩、ユキ先輩」
「お疲れ!ちゃん」
「ラジオ番組もずいぶんと慣れたみたいだな」
「少しは成長してますか?ユキ先輩」
「そうだな……80点……かな?」
「……微妙ですよね?」
「モモに対する突っ込みが甘い!!」
「え?!そこですか?」
そんな先輩に対して突っ込みなんて入れられないよ。
苦笑いをしていると、ユキ先輩が頭を撫で撫でしながら「頑張っているよ」と褒めてくれた。
ユキ先輩の大きな手で撫でられるの大好き!
なんだか安心する。