第2章 二話
自身を出入りすることで、ズチュッグチャ…という粘着音が耳に届く。
こうやって美樹とセックスしてても、先程一ノ瀬と身体を重ねたことに罪悪感がない。
快感に喘ぎ声が止まらない美樹を見つめる。
………俺は美樹のこと……。
思えば告白をしてきたのは美樹。その時俺は特別彼女のことを好きではなかった。たまたまその時彼女がいなかったからOKしたのだ。
そしてそれは今も変わらない。
……俺は…。
「…遙人…くん?」
急に動きを止めた俺を不思議そうに見つめてくる。
「……ん、………はァン…。」
動いてないのにじわじわと快感が広がるのか声がでる。
「……なんでもない。」
再び腰を動かすと不思議そうにしていた美樹はまたスイッチが入ったように乱れた。
パンッパンパンパンパンっ……!
と音がでるくらいに打ちつける。
その激しさにベットが軋む。
「…あ!ああんっ!ハァッあっあんっ!」
もう直ぐイキそうになったところで、抜いて美樹を四つん這いにさせる。ゴムはテカテカに濡れている。
お尻を持ち上げてバックから挿入。
「…あああっ!」
…挿れただけでイッたのが分かった。
そしてまた腰を動かす。
「…はァっ!あっあんっ…!ああ!コレ…はああっ…んっ…スゴイ…あぁんっ!」
たまらず美樹はシーツを握りしめる。
パンパンッ!と腰を打ちつけることで、白いヒップもほんのりピンク色に変わる。
「アッアッアッ!ハァァッアっあん!だめっ…イッちゃ…んああっ!…あっああああん…っ!」
達してビクビクと身体を震わせる。
抜かないまま美樹の背中にぴったりと密着してぷるんっとしてる胸を揉む。
「…んっ、あぁっ…。」
もうそれだけでも気持ちいいのかうっとりとした声をだす。すると動いてほしいのか腰をいやらしく動かしてきた。
「…はあぁん…んっ…!」
俺は要望に答えるようにまた腰を打ちつけた。
パンパンッパンパンパンパン…!
「あっああん!ああっ…んんぅっ…あああっ!んーー、もう…イ…クゥゥーーーー!」
ギュウゥゥと俺を締め付けまた絶頂する。
俺も自身を抜いて背中に欲を吐き出した。