Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第4章 ★クリームよりも甘く《花巻 貴大》
嗚咽を漏らす私の髪を、貴くんは優しく撫でた。ボールを触る、ちょっと骨張った手。大きくてごつごつしてて。私のとは全然違う。
「ごめん。俺、自信無くて…」
『私だって。貴くんよりも年上だから、たくさん気にしちゃう。老けてないかな、とか』
「海宙はかわいい。そんで、俺のジマンの彼女だよ」
『貴くんだって、そうだもん』
拗ねたように言うと、貴くんが苦笑した。
「悪かったって。で、この状況、分かる?」
『ふぇ?………あっ///』
私、上に何も身に着けてない。それどころか、貴くんの胸にすがってるから、胸が当たってるわけで。慌ててどけようとすると、腰を抱き寄せられた。
「ダーメ、今日はこのままヤろ?」
『わ、私が上なの?』
「そ。ついでに言うと、俺もう限界ね」
そう言うと、自身の昂りを私のお尻に当ててきた。さっき出したハズのソレは、すっかり元通り。
『え、やっ、ちょ心の準備が…』
「ムリでーす。理性もたねぇって」
貴くんはベッドサイドの引き出しから避妊具を取り出し―いつの間にそんなとこに!?―自身に付けた。そして、私の腰を持ち上げ、ゆっくりと挿入してきた。
『んぁ、や、だ…っ』
「う、わ…きっつ……2週間、か?」
『やぁ、深いぃ…』
私が上に乗ってるので、いつもより奥まで届いている。身を捩(よじ)るように動けば、イイトコロに当たり、思わず声が出た。
「ココ、か?」
『ひゃうっ!?ふぁ、あ、や、らめ!』
それに気付いた貴くんがニヤリと笑う。そしてイイトコロに当たるよう、何度も奥を突いてくる。
頭が、真っ白になりそう。