Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第36章 ★私の彼氏は狼君。《京谷 賢太郎》
正直、ナメてた。男子高校生の性欲が盛んだからと言っても、さすがに2回までだと。が、私の彼氏はそんな私の常識をあっさりと壊してしまった。
『っひ、んぁっ、イっちゃ…んぁっ!』
「またイったな。つか、んなに締めんなよ」
『らってぇ、も、むりぃ…っあ、あっ』
がつがつと奥を穿つ賢太郎。その度に身体が震え、絶頂へと誘う。だらしなく開いた口からは、悲鳴のそれと似た嬌声と、よだれが垂れている。けど、そんなの気にならない。
それくらいに、気持ちいぃのだ。
「やべ…出そう…っつ」
『あっ、やぁっ、も、やめ…っんぁあ!』
私がイったと同時に、賢太郎も欲を放つ。もう3度目のハズなのに、膣内のソレはまだまだ元気な様子。まぁ、イロイロあったからご無沙汰だけど。それにしても、まぁスゴい。
ずるりと賢太郎が抜き、新たな膜を被せて既にどろどろの秘部にまた挿れる。それだけでもイったばかりの身体には強い刺激で、またピクリと腰が跳ねる。
『っはぁ、けんたろぉ…』
「エロい顔だな、海宙」
『だ、れの、せぃ、なのよぉ…』
途切れ途切れに言うと、珍しく賢太郎は優しい笑みを浮かべる。あ、この顔、好き。
それから触れるだけのキスをして、ゆるゆると腰を動かす。賢太郎は、私の弱いところを攻めてくる。子宮口の少し手前のところとか。あと、なぶるように耳を舐められれば、それだけで達してしまいそうになる。
『けん、たろ…』
「あ?」
『だいすき』
言葉と同時に、頬を涙がつぅと伝う。それを親指で拭い、まぶたに口付けが降る。それから頬や首元、胸にも。ちゅ、ちゅとリップ音が鳴る度に、赤い華が咲く。
『くすぐった…っあ、や、そこ…っん』
「ココ…だろ?」
ぐ、とピンポイントで突かれ、またしてもイきそうになる。それに気付いたのか、賢太郎も律動を速めていく。自由にならない手が、なんとももどかしい。本当なら、賢太郎に抱き付きたいのに。ギュッとしたいのに。
『っあ、あっん、けん、たろぉっ、あっ』
「海宙…っくそ、ヤベェ、っう」
『イっちゃう、イっ…っふぁあぁぁあ!』
「ばっ、か…んな、締めたら…っ!」
一際大きく啼いて私が達する。どくっと賢太郎が脈打ち、白い白濁が膜越しに放たれる。そして行為の余韻に浸る間もないまま、私の意識は闇へと落ちていった。
